Sunday, August 15, 2010

What is Life? 終戦記念日スペシャル

日本国総理大臣 菅直人 様
日本国国民として、どうしてもお伝えしなければならないことがあり、本日、このような形でメールさせて頂きます。
まずは、この度の総理大臣へのご就任、誠におめでとうございます。日本を良くするために、頑張ってください。心の底から応援させて頂くとともに、期待致します。
さて、最近日に日に暖かくなり、多少汗ばむような季節になって参りました。このような季節になりますと、あの暑い季節にやってくる広島、長崎の原爆記念日と、終戦の日のことが頭をよぎって参ります。
私は、結婚して10年経ちました。子供もいます。7歳と、5歳です。日本がかつて戦争をし、負け、そして、現在に至るまで、ひたすらひたすら謝り続けていることの理由が、どこにあるのかということについて、子供の頃から考えてきましたが、最近になってやっと、その全体像が見えてきたような気がします。
戦争は決してやってはならないことです。殺し合いなのです。殺さないと殺される危険性があるとはいっても、やはりそこはある意味で、殺人なのです。自分は、子供がここまで大きくなってきたことで、日本が何故、戦争という愚かなことを行い、かつ、それに負け、そして、現在では謝り続けているのか、その本当の姿について、彼らに伝える義務が有るのではないかと考えるようになりました。
確かに、日本は、アメリカなどの外国と、戦い、そして、東南アジアの多くの人たちに多大な迷惑をかけてしまったことは、自分としても想像できますし、理解も出来ます。しかし、その理由について、歴史的背景を考えることなしに、また、それを子供達に教えることなしに、ただただ謝り続けるのは、科学的では有りません。
当時、数多くのヨーロッパの国々が、東南アジア諸国を植民地にして、そこで得られるあらゆる物品を搾取し、彼らに占領国としての母国語の使用を義務づけ、とんでもないことを行っていました。日本も過去に似たようなことを、満州国という形で行っていたことは、歴史の授業などで知っています。
改めまして、私は、右翼だとか、思想家などではございません。単なる、生物学者です。それ以前に、日本国国民です。ここまで読んでこられて、私のことを、頭のおかしな人間だとお感じでしたら、どうか、これ以上は何の意味も持ちませんので、ここで読むことを終えることをお勧めします。ただ、日本国国民として、自国を誇れるように、客観的事実に乗っ取って、正しいことを正しく理解し、おかしなことはおかしいと言えるようにしたほうがいいのではないかと、思うだけでございます。
繰り返しますが、戦争はひどいものです。仮に、自分に本日、召集令状が届き、子供達や妻に、「すまん、お父さんは明日から大事なお仕事に行ってくることになったんだ。生きて帰れるかどうかは分からないし、多分死ぬだろう。君たちが大人になるまで、これまでお父さんが学んできた全てを伝え、そして、僕を超えていって欲しいと思っていたけど、どうやらそれも無理なようだ。君たちの運動会、学芸会、お正月、夏祭り、その他、動物園とか、公園とか、海水浴とか、そんなことはもう出来ないんだ。すまん。おい、子供達をよろしく頼む。お前達、今日はお父さんと、一緒にお風呂に入ろう。」
そんなことになるなんて、とんでもないことです。かつての日本には、そうしたことが全国的にあったことでしょう。もちろん日本と戦ったアメリカでも同様だったかもしれません。しかし、人間にはやっていいことと、悪いことがあります。戦争そのものを正当化するつもりはございません。しかし、一度に何十万人もの人間を殺害した原子爆弾は、その製造、輸送、投下、爆撃、そうした全てが、多くの人間を殺害するためになされたものなのです。
行ったことも、見たこともない、遠い日本という国で、そうした爆弾が、どのようなことを引き起こしたのかも知らずに、「勝った、勝った、万歳、万歳、パレードだ。」と、大騒ぎしていた人達のことを、私は全く信じられません。私は以前、広島県で働いていたことがございます。そこに住む人たちの心の中には、今でも、トラウマがございます。他の地域の人から、「自分たちの体内には放射能が残っていると思われているのでは?」と考えているのです。科学的に考えて、そんなことはないのでしょうが、そうした感覚が、彼らの心の中に有るのが事実です。今でも彼らに取っては重大な問題なのです。
戦争は悪です。日本は謝り続けていますが、将来の方を向いていません。当時の西欧諸国により、その植民地政策によって、蹂躙されていた国々を、少しでも助けてやろう、一緒に仲良くやれないだろうか、そうして起こした戦争だったはずです。確かに、その考えを貫く手段が戦争であったことに、最大の問題があるのですが、、。
しかし、ドイツのように、敗戦後、お金を払って、賠償してきた国と、それを免除された日本とを同列に考えることは出来ません。
日本は、負けました。しかし、勝った方は、殺人をしたのに、何のお咎めもなしです。むしろ原爆投下を正当化する考えもあるようです。彼らは、いや、現代の日本人もそうですが、自分の家のお父さんが明日戦争に行く、さらには、家族が一瞬の内に煙となって消滅する。そんなことを一度でも想像したことはあるのでしょうか。
良い悪いは正直分かりません。しかし、歴史的背景を「卑屈にならずに」調べ、理解し、その事実を共有し、そして、こらからの日本をしょって立つ子供達に教育することが必要なのではないでしょうか。
これからの日本の道筋を決定する重要な役職に就かれた管直人様が、この私からのメールを読み、どの程度、本気で考えて頂けるのかは正直分かりません。しかし、39歳の男が、このように考えている、ただそれを知って頂くだけでも、私には意味が有ったのだと感じます。
そうそう、忘れておりました。自衛隊の問題です。自国を守ることほど重要なことはございません。他国に侵略されて、よかったなどと言う人は皆無です。彼ら、即ち自衛隊の人たちが、誇りを持って職務を全う出来るように、彼らにねぎらいの言葉をかけてやって下さいませんか?
それから、沖縄問題です。沖縄の人たちは本当にかわいそうです。菅さん、私は、前首相の鳩山さんを評価しています。確かに、指導力とか、実現可能性を検討しないで、発言したのではないかと思われることはありましたが、彼が、まっ先に沖縄問題を最重要課題として捉えたことは間違いではございません。日本は思いやり予算と呼ばれる、彼らの生活保証金を支払っています。
しかし、ご存知のように、彼らは、本国で、日本とは比較にならないような広い家に住んでいますので、海外出張先の日本に於いても同様か、それ以上の生活が保証されないと、わざわざやってきません。これは検証して頂く必要があると思うのですが、彼らは、夏にクーラーを点けっぱなしで外出しているそうです。当然です。電気代、住宅代、水道代、なんでもかんでもただですし、点けっぱなしの方が涼しくて快適に決まっているからです。
良いですか?日本国内なのに、何故か、治外法権もあるのです。菅さん、あなたの娘さんが、彼らに陵辱されたことを想像してみてください。犯人を起訴することも、国外に逃亡した際に追跡して、逮捕し、訴追すること、それらは全て、出来ないのです。それは、例え、あなたが日本国の総理大臣だとしても、同様です。
私は、子の親です。そうした酷いことが一度ならず起きていることを知っています。今、日本は、最低です。卑屈になってばかりではなく、きちんと歴史の事実を明らかにして、科学的に再検証し、その事実を子供達に伝えるべきです。
戦争に負けたから戦犯となった人達もそうですが、あるいは、そうでなくとも靖国神社に祀られている多くの日本の先輩方、彼らは、確かに、どこか、クレージーな点はあったのかもしれません。でも、厳しい戦時中の教育制度の中で、特殊な価値観のもとだったとはいえ、その多くは子の親であったでしょうし、日本のために真剣に命を懸けた人たちなのです。
そのような先輩を敬う気持ちを持つことすら、タブー視している現在の日本を遺憾に思います。菅さん、どうか、あなたも子の親であるならば、且つ、日本国総理大臣であるならば、このメールを、あなたの閣僚の皆様に、読んで頂き、何が必要なことなのか、それをじっくり話し合って頂けませんでしょうか。
日本は今、大変な時期に直面しています。しかし、過去の清算と言っておきながら、臭いものに蓋をするような、そんな態度は、総理大臣として許されません。暑い季節が、必ず近いうちにやってきます。そのときになって、あ、そう言えば、などと思っていたのでは遅いのです。どうかよろしくお願い致します。


1 comment:

  1. 私は、8月27日、靖国神社に参拝します。8/15はある意味で、勘違いしている人も多く訪れます。春も夏も秋も冬も、英霊はそこにいます。そして、必ず、私はそこを訪れ、そして、頭を垂れ、先輩に敬意を表します。

    かつて、死力を尽くして国のために戦ってくれた方々を敬い、そして、お参りする。当然のことです。私の祖父はかつて軍医として戦地に赴き、そして、現地のこどもたちやお年寄りを助け、そして帰国しましたが、戦犯として巣鴨に勾留され、嘆願書によって救い出され、そして、間もなく亡くなったと伺っております。私の生まれる前のことでございます。

    自分達の今、この日本があるのは、良い悪いは別として、そうしたことがあったことに関係しているのです。もし、あなたにご先祖がいらっしゃり、戦争を体験しているのであれば、そのご友人は、もしかすると、靖国神社にいらっしゃるかもしれません。

    右翼とかA級とか、国旗国歌法など、サミぃにとってはどうでもいいことです。どうか、一度、訪れてみて下さい。え?もちろんただですよ。ただの(ではないけど)、神社です。お願い致します。いつでもいいのです。混んでいないときにどうぞ。私は8/27の午後に赴きます。

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Thank you!