Sunday, September 12, 2010

What is Life? 昆布について(植物とは?)

あの暑かった夏も、きっと戻ってくることは無いでしょうね。先日、郵便局のギフトで三陸沖の秋刀魚を注文したのですが、無事に届くでしょうか?

フロントカメラ搭載でFaceTime可能なiPadFaceTime for MacOS X、そのようなものは当然準備しているはずです。iPadを買うのは、まだ早いとサミぃは考えます。しかもFaceTime for Windowsは必要ないと考えます。ここまで来たのですから、強気に出て、差別化を図り、WindowsユーザからMacへのSwitcherを呼びためのキラーアプリケーション、それこそがFaceTime for MacOS Xだと思うのです。iPhone, iPod touch, iPad, そしてMacintosh、これでないとFaceTime出来ませんよ、と言えばどうでしょか?え?Skype?ま、それでもいいのですが、、。

さて、本日は、昆布のお話です。昆布はご存知の通り、寒い海に育つ大型の海藻です。広大な藻場を形成し、多くの海の生き物を育んでいます。また、食用にしてもとてもおいしく、旨味のもとになる、アミノ酸を多く含むために、日本料理に欠かせない食材となっています。

初期の味の素の材料として使われていたことでも有名です。

一方、この昆布は、サミぃが学生のときに研究していた「ウニ(以下*印)」の餌となり、ウニの養殖では、この昆布をペレットにしたものを与えると、すくすくと成長し、立派なウニとして、漁協に出荷出来る様になります(育てる漁業の稚ウニとして出荷)。

実は、分類学的には、この昆布は奇妙な位置づけでして、「真核生物」で「多細胞生物」である一方で、褐藻類という極めて原始的な仲間に分類されています。普通に海で見る昆布は、「減数分裂」後に形成される「胞子」が、「泳いで(!?)」、その後に「配偶体」となり、雄からは精子、雌からは卵子が放出されて、受精後に、再び胞子を作るための「胞子体」である、昆布となるわけです(同じではありませんが、苔やシダに似た生活環ですね)。

昆布は花を咲かせる「顕花植物」でもなく、「種子」が出来るような「種子植物」でもなく、「分裂」によって増殖する「単細胞生物」でもない。それでいて、陸上にも上がっていない、極めて原始的な植物なのです。もしかすると、これこそ「生きた化石」と言えるのかも知れませんね。

みなさんも、昆布を使ってお料理する際には、「これは「胞子」を作る核相が2nの「胞子体」なんだ」、と心の中で念じながらだと、またお料理もひと味違ってくるかも知れませんよ。

*「ウニ」の話は、サミぃの専門なので、いずれやりますが、もうしばらくお待ち下さい。


本日の講義は以上です。最後に、出欠をとります。以下のバナーをクリックしたことで「出席」と認めます。


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