Thursday, September 16, 2010

What is Life? 生き物の生き残り戦略(その2)

暑かった夏を懐かしく感じる今日この頃ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。阪神タイガースも連敗し、一時の調子が崩れているようで、残念でなりません。

サミぃのMacBook Pro(Mr Unibody)は、Apple Store SendaiのGeniusにより、症状が確認され、GPUの切り替えをしないように設定(パフォーマンス優先)することで、ひとまずは症状が出ないようにするという対症療法で使っていくことを勧められました。こうした画面がちらつく問題が、他のお客様からも報告を受けていると仰ったApple Store SendaiのGeniusに尊敬と感謝を申し上げます。

本件はGPUの切り替えに問題があるのですから、これはおそらく将来のソフトウェアのアップデートで解消できるものと期待しております。これによりApple Care Support LineとApple Store Geniusの勝敗は4勝12敗となりました。その差が広がりつつあります。

さて、前回の講義では生き物が「性」を獲得することで進化が速まったと考えられると説明いたしました。本日は、その後です。皆さん、たくさんの子孫を残すためにはどうすればいいでしょうか?答えは簡単です。たくさん卵を産めばいいのです、、、、と思ったらそうでもないのです。

最もたくさんの卵を産む脊椎動物として有名なマンボウは、実に3億個の卵を産むそうですが、海の中がマンボウだらけにはなっていません。多くの卵や多くの稚魚が、他の生き物の餌となってしまっているのです。

たくさん卵を産むという戦略は、一見正しいようですが、そうでもないようです。ではどうすればいいのでしょうか。答えは、少なく産めばいいのです。ただし、ただ少ないのではなくて、卵一つ一つに栄養(卵黄)を与えて、確実に成長させるという方法です。この戦略は、多くの、より進化した種に見られるもので、ウニや、カエルなどでも観察されております。

一般的なウニ(みなさんがお寿司屋さんで食べる)は、一度に数百万の卵を産みます。ウニは体外受精で、かつ、受精可能な成熟卵を得ることが出来て、かつ、幼生が透明なので、古くから発生生物学の材料として使われてきました。サミぃも棘皮動物から脊椎動物への進化に関しての知見1知見2を学生のときに得ることが出来ました(ずいぶん昔のことですが)。

そんなウニの卵は直径がおよそ0.1mmしかありませんが、進化したウニでは、1mmを超えるものもあります。そうしたウニの卵は重いので、海底に沈んで、他の魚に食べられずに大人になる可能性が高いのではないかと考えられています。

カエルには、オタマジャクシと呼ばれる魚ににた水中生活をする幼生の時期があります。ほとんどのカエルはたくさんの卵を産む戦略をとっていますが、卵そのものが食べられることも多く、なかなか苦労しているように思われます。しかし、モリアオガエルのように、樹の上でオタマジャクシまで育ったり、コヤスガエルのように、カエルになってから生まれてくる不思議なカエルもいます。

そうした進化した種では少なく産んで、確実に子孫を残す戦略をとるようになっているようです。さて、では、人間はどうでしょうか。人間は地球上で最も進化した種であると、自分たちは勝手に考えているようです。そうした私たちは、おなかの中で卵を産み、おなかの中で受精し、こどもを育てます。その際の卵の数は通常は一個です。数から言うと、最も少ない(自然数)ということになります。ただし、この場合は、胎生なので、卵黄は多くなくても構いません(ヒトの卵は等黄卵)。少なく産んで確実に子孫を残すという最先端の生き残り戦略のように思われます。

さて、問題は、次です。この先に、どのような生き残り戦略があるのでしょうか。既に、人間の胎児は脳が大きくなってしまうので、出産が困難です。赤ちゃんは産道を回転しながら生まれてくるそうです。これ以上長い妊娠期間はおそらく無理です。ではヒトの生き残り戦略は完璧なのでしょうか。

サミぃは生き物としての生き残り戦略という考え方であれば、これでほぼ完璧なのではないかと思います。では、なぜ、ヒトは(特に日本で)人口が減少傾向にあるのでしょうか。それは、簡単に言えば、増えすぎたからでしょうね。社会がまずすぎるのです。活気もないし、暗く、つらい世の中になっています。

明るい希望に満ちあふれていた嘗ての日本は、今ありません。経済的に豊かであれば、精神的にも豊かであるとは限りません。「日本が嘗てアジアの国々に対して悪いことをしてきた」、私たちはそう習ってきました。しかし、そうした教科書で習ったことを一度忘れて、今の世の中や、過去の歴史を客観的に見直してみてはいかがでしょうか。

アジア諸国の方は本当に、日本を非難し続けているのでしょうか?まずは、考えてみてください。何故、鎖国していた時代から、立派な国になることが出来たのか、そして、何故、国力が違いすぎる相手に対して戦争に打って出たのか、さらに、原爆で被害に遭われた方々の補償をどこの国が行っているのか、北方領土や、竹島とは、歴史的にどのような場所であり、なぜ、日本の固有の領土だと主張する人がいる一方で、そこに外国の人が住んだりしているのでしょうか。戦争という形ではありますが、国のために一生懸命、命を懸けて戦った先輩方が祀られている神社を国の最高指導者が訪れないのでしょうか。今の平和な日本は、過去の先輩方の苦労によって築かれているのです。

読書の秋です。以下の本をお薦めします。


そして、もう一つ、日本を変えようとしている政策グループ日本創新党を紹介いたします。色々な政党が様々なことを言っていますが、なかなかうまくいっていません。それはどうしてでしょうか。おそらく、知識と、気概がないのでしょう。どうか、皆様、今の日本を残念に感じることがございましたら、日本創新党を知ってみてください。

本日の講義は以上です。最後に、出欠をとります。以下のバナーをクリックしたことで「出席」と認めます。





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