(予言通り)急に涼しくなって参りましたが、皆様いかがお過ごしですか?タオル一枚で寝てたら寒くて夜中に目を覚ましてしまいました(^^;)。
さて、本日のWhat is Life?は、日本ブログ村の生物村で見つけた、一生懸命頑張っている女性研究者monさんのブログ「研究者になりたいもん」を紹介致します。
彼女は、ブログを見る限り、現在、アメリカのジョージアという土地で、植物関係のラボで研究している京都大学大学院博士課程の大学院生だそうです。彼女は、分子生物学手法を用いた、何らかの現象を調べているようです。おそらく、転写調節に関連する内容なのでしょうね。
彼女は単身アメリカに渡り、真剣に「研究者になりたいもん」と、語っています。日本国内では女性研究者というのは、苦労が多く、恋愛や結婚や育児といったものと、研究とを両立させることが極めて困難です。男女平等が叫ばれていますが、実際には、なかなか難しいようです。
過去にはルームシェアもされていたそうで、きっと、ビバリーヒルズ高校白書に出てくるようなこともあったんじゃないかなぁと、とてもうらやましく感じます。外国人との交流は様々な習慣や文化を知ることが出来る貴重なものですから。
自分は大学院生のときに、そうした海外留学というチャンスも無く、気概や、自信、そういったポジティブなものが欠けていました。確かに、今は、それなりの自信が持てる様になって、バイオベンチャー企業の偉い人として、(一応)働いています。後輩の指導や、英語や、予算の獲得、研究に対する情熱など、あらゆる面で、時間はかかりましたが、(まだまだですが)少しは(以前に比べたら)ましに成れたと自負しております。
「研究者になりたいもん」のmonさんは、今きっと、とても貴重な毎日を過ごしていらっしゃるのだと思います。しかし、研究者として、生きていくことは、男女問わず、極めて困難で、周囲の理解や、自分自身のモチベーションの維持、研究の努力、そうしたものが最低限必要です。しかも、これは言いたくないのですが、いかんせん、女性研究者が夢をつらぬくことが困難な世界です。特に日本は。
私は、「研究者になりたいもん」のmonさんをうらやましく思っています。きっと、辛いことも、苦しいこともあるでしょう。ボスに怒られたりすることもあることでしょう。自分はしょっちゅうでしたし、「明日から来なくていい」と何度言われたことでしょうか(^^;)。
しかし、悩み苦しみ、そして、自殺を真剣に考えるような、所謂修羅場をくぐり抜けることをしなければ、今の自分は無かった物と理解しております。当時、私を苦しめたYK先生のことを、今は「愛の鞭」を下さった方として、大変に感謝しております。さらに、そうした苦しい状況に仏様かと思えるような、優しい手を差し伸べて下さったHM先生、同僚としてともに同じ釜の飯を食べたSY君、KMさん、感謝申し上げます。
「研究者になりたいもん」のmonさん、応援しています。困ったことがあれば、きっと、多くの人があなたを助けてくれるでしょう。学生にとって、最も重要なことはノーベル賞受賞者の利根川進先生も仰っていましたが、
(1)「自分が知らないということを知ること」、そして
(2)「それを人に聞くということが出来る様にすること」です。
あなたが、一人前の研究者として社会に飛び立つのは、もうすぐそこです。貴重な時間を自らを磨くために、費やして下さい。
You can do it. You can be it. Don't be afraid. Go straight forward. See you in future at somewhere as experts of biology.
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Thank you!