Wednesday, September 15, 2010

What is Life? 生き物の生き残り戦略(その1)

今朝も気温は低めのようです。サミぃが購入したMacBook Proは、画面がちらつく問題で、東北唯一の駆け込み寺に入院です。一体全体、どうすれば五体満足なお友達を迎えることが出来るのでしょうか(^^;)。

さて、本日は生き物の生き残り戦略に関しての講義を開始します。(う、またちらついた)私たち人間のことは、\(^_\)ひとまず(/_^)/置いておいて、原始的な生き物から、考えてみましょう。自らの種を次世代に残すため、生き物は、ありとあらゆる戦略をとります。生き物がまだ単細胞であった際には、そこに(彼らに)能動的な意思や思考があったかどうかは、彼らに聞いて(う、まただ)見ないと分かりませんが、生き残るためにはたくさん分裂するしかありませんでした(そもそもどうやって聞くのか?ソロモンの指輪か?)。

生き物達が、オスとメスという所謂、「性」という形質を獲得すると、その生き残り戦略は大きく異なって参りました。周りの環境が好ましいときには、単なる分裂(無性生殖)を続けていれば良かったはずです。しかし、いつ何時困ったことになるかもしれません。そうした際に、減数分裂を行い、生殖細胞を作り、受精によって、様々な形質をもった次世代を残す(有性生殖)ことで、環境の変化に対応できたのだ、と言われています。

そうした、「偶然の変化(突然変異)(う、またか)を産み出し、環境に適応した個体が生き残ることが、進化に結びついている」というのが、現在の進化の理由(自然選択説)になっていると言われておりますが、ではどうして、あれほど美しい種が、単なる突然変異と自然選択だけで生まれてきたのでしょうか。

そうした「性」というものを獲得した原始的な生き物の代表として、ゾウリムシはよく研究されています。こうして、生き物は「性」という生き残り戦略を獲得したのです。もちろん、これは動物だけに限ったことではございません(ゾウリムシは分類上は「植物」ではございませんが、「動物」にも含まれません)。

単細胞の原生生物に於いて「性」が獲得されたのですから、将来の「植物」につながる「葉緑体」をもち、かつ、「減数分裂」を可能にした生き物が、嘗て存在したはずです。現在では、植物の葉緑体が、何を起源とするかについて、盛んに研究されておりますので、それがはっきりしてからでも遅くはないのですが、サミぃの直感としては、もしかすると、「葉緑体の獲得」は、「性の獲得」よりも後に起こったことなのかも知れないと考えております。

ゾウリムシ   

性が獲得されて、減数分裂により生殖がなされ、様々な形質をもつ子孫が「突然変異」により生まれるようになると、「進化」のスピードは格段に速まったはずです。しかし、教科書で習った(キリンの首が長くなったのは高いところにある草を食べるためであるで有名な)ラマルクの「用不用説」や、(生物は一定方向に変化していく)アイマーの「定向進化説」という、単に現象が必然であるかのような考え方は、現在の分子生物学万能主義的な世の中には、そぐわない考え方でしょうね。

そうした学説を唱えた科学者の心の中に「神様」という考え方があったのでしょうね。ただ、もしかすると、本当に、どこかに、「神の見えざる手」があるのかも知れませんね。そうでなければ、私たちはこのようにして、この世にいないのかも知れませんから、、。

さて、有性生殖が可能になれば、生き物は、ゾウリムシのように単に、遺伝子の個体同士でのやり取りではなく、配偶子、すなわち生殖細胞を作ることになります。海水中の不特定多数を相手とした放精や放卵(ウニやサンゴなどで有名)による受精や、花粉を媒介とした不特定多数を相手にした受精がいいのか、あるいは、脊椎動物や、軟体動物、節足動物などに見られる個体同士の雌の奪い合いがいいのか、そうしたお話を次回の講義で行います。

<結論>
(1)生き物の生き残り戦略の大きな変化は「性の獲得」による。
(2)動物も植物も「性」を獲得している。
(3)そうした「性」の獲得が、さらなる進化につながっている。
(4)詳しくは次回


本日の講義は以上です。最後に、出欠をとります。以下のバナーをクリックしたことで「出席」と認めます。


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2 comments:

  1. はじめまして。黒木瞳さんのサイトから来ました!私もファンです。よろしくお願いします。

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  2. コメントありがとうございます。私は黒木様の大ファンです。今後ともどうかよろしく御願いいたします。ご覧になった後には、出席したこととして、バナーのクリックをお願いいたします。

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