Monday, August 16, 2010

What is Life? 生き物とは?その大前提を覆す癌について(その2)

さて、毎日暑い日が続いていますね。本日、サミぃの知り合いのお父さんが、熱中症で病院に担ぎ込まれたと聞いて、大変心配致しました。どうやら大丈夫だったようで、ご自宅に、お戻りになり、「お腹すいた」と言い、ご飯を召し上がっていると伺い、ほっとしました。

さて、前回の講義では、体の細胞を卵に戻す、iPS細胞の技術に関して、少し触れました。あなたも、私も生きておりますが、基本的には、雄であれば、精子、雌であば、卵子、それぞれが結びつき(受精)、そして、子孫である、お子様がお生まれになります。

しかし、この、「iPS細胞」の技術は、クローンにも繋がる可能性を秘めた、生物学的に、極めて重要な意味をもつ技術なのです。山中先生は、近い将来必ず、「ノーベル賞」を受賞されるでしょう。単独か、合同かは分かりませんが、。いずれにしても、この驚くべき発見を、日本政府は、どれだけ重要視しているか、プロとしては、かなり不安です。お金を出せば済む問題ではないのです。知的所有権の確保に全力でサポートするべきです。

おっと、それでですね。今は、まず、この、「iPS細胞」の話は、置いておいて、あなたの「細胞」のことを考えましょう。あなたは「生きています」、あなたの細胞も、多分「生きています」。しかし、あなたの体の細胞は、「子孫」を残せません。生殖細胞を除いてはという条件付きですが、。

とはいっても、細胞は増殖することをご存知でしょうか。確か、子どもの頃に、ドラえもんで読んだのですが、人間の体の細胞は、およそ、二ヶ月で全て新しい細胞に置き換わるそうですね。ご自身の体の大きさは、日々、それほど変わりませんよね?もちろん、サミぃが戻りたいと考えている、「中学生時代」には、人により、その程度の差はありますが、少しずつ大きくなっていたはずです。

人に限らず、多くの多細胞動物は、大人になるまでに、何回の細胞分裂をするのかが、およそ決められていると言われております。これは、私の学生時代の恩師(発生生物学)が仰っていたのですが、「女性の乳房は、細胞分裂回数が多ければ、大きくなるし、少ないと小さくなるのだ」と、サミぃは習いました。そうかも知れませんが、そうでもないかも知れません。

第二次性徴期に、体中のあちこちで、これまで眠っていた細胞群が目覚めて、細胞分裂を開始します。これは、オタマジャクシの後足が生えてくることなどにも、良く似た現象でございます。ひげが生えたり、体内的にも、体外的にも、大きな変化が起こる訳です。それでも、殆どの場合、身長が3mになったり、胸囲が2mを超したりすることはございません。それは、つまり、細胞分裂の回数が、極めて、絶妙にコントロールされているからでございます。ただ、そうした時期に「牛乳」をたくさん飲むと、背が伸びるというのは、あながち嘘でもなさそうです。

おっと、また、今回も「癌」の話まで、たどり着けませんでしたね。次回も努力します。すみません。本日の講義は以上です。

ところで、コメントもメールも無いのは、何故でしょうか?誰も、この、What is Life?をご覧になっていらっしゃらないのでしょうか?講義担当教官としては、悲しいですね(T_T)。



本日の講義は以上です。最後に、出欠をとります。以下のバナーをクリックしたことで「出席」と認めます。


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