Sunday, August 22, 2010

What is Life? マジな洒落



皆様、いつも大変御世話になっております。講義担当教官のサミぃでございます。私は、このWhat is Life?を、自分が生き物博士となり、自分に自信が持てるようになった現在、どのようにして、社会貢献出来るのかを、真剣に考えた結果、始めました。

おかげさまで、開始直後から、多くの聴講生の皆様が、このWhat is Life?を訪れ、そして、私の講義を受講されていらっしゃるようです。私は、あちこちで、私のWhat is Life?の名刺を配り、「もしご興味がございましたら」と伝える宣伝活動を行っています。

当初から、講義形式でブログを運営していくことを決めておりましたので、私自身を「講義担当教官」とし、そして、皆様を「聴講生」と呼んで参りました。読者の皆様の中には、そうした位置付けに疑問をお感じの方が、少なからずいらっしゃるのではないかと、予想しております。

ところが、この講義中にも何度か述べさせていただいておりますように、こちらからは、皆様がお挙げになっている「右手」を見ることが出来ないのでございます。さらに、コメントも、メールも極めて稀ですので、どのような方が、このWhat is Life?を授業として、お受けになっていいらっしゃるのかが、正直分からないのでございます。

私はプロです。私は生物学者です。宗教家でも、右翼でもございません。単なる生き物博士なのです。もちろん、ここ数日、末筆に記載している「出欠」の下りも、ご不満に思っていらっしゃる方も、多少あるかとは思います。しかし、それは、私がこのWhat is Life?を講義として行うための、最も大切な要素なのでございます。

私のこの、What is Life?を、どのくらいの方がご覧になっていらっしゃるのかは、アクセスカウンターを設置しているので、それで知ることが出来ます。一日当たり、およそ、50人です。日によって異なりますが、大体そのようなものです。

皆様もご存知のように、このWhat is Life?を登録しているブログ集には、ブログセンターと、日本ブログ村(生物村)の2種類がございます。どちらも、アクセ数や、バナーのクリック数から、そのランキングポイントが計算され、ランキングに反映されるそうです。私の記事は、よく、ブログ村(生物村)での人気記事になりますが、バナークリックを良しとしない方が、多くいらっしゃるからでしょうか。あるいは、What is Life?への評価が二分されているからでしょうか。以前、1位だったものが、現在では、一時期休止していたこともあり、3位あるいは4位程度です(ブログ村)。

風の噂では2チャンネルというところで、盛んに、私の悪口がささやかれているそうです。私は、そこを見ませんので、本当かどうかは分かりません。しかし、結果(ランキング)というものは、正直でして、バナーがクリックされないと、ランキングが上がることはございません。

しかし、翻って、あなたが大学で授業を受けていたときのことを思い出してみて下さい。確か、「出欠」がありましたよね。「代返」と呼ばれる代わりに返事する人もいました。でも、ここはインターネットです。代わりにクリックしてくれる人はいません。ですから、もし、What is Life?を最後までご覧になったら、必ず、出席確認のために、「生物村」「ブログセンター」のバナーをクリックして下さい。あなたに不利益はほぼございません。

これはマジな洒落なのです。私は、ランキングでトップに立ちたいのではございませんん。マジな洒落に、きちんと、聴講生として、真面目に対応していただきたいだけなのでございます。そして、疑問や、質問、感想などがございましたら、お気軽に、講義担当教官である私に質問して下さい。

What is Life?の文章をご覧になったことがある、あなたであれば、このWhat is Life?のコンテンツが、単なる、「つぶやき」ではないことをご存知のはずです。面白いと興味が有るから、あるいは、ランキングが上位であることを見て、今、初めてご覧になっているかも知れませんが、とにかく、このWhat is Life?をあなたはご覧になってます。

繰り返します。これは私が社会貢献を目指して始めた、渾身の社会活動の一環でございます。このブログの文章を考えるためには、数多くの資料を調べ尽くしています。自分で言うのも何ですが、ある程度、苦労しているのです。難しくすることなど、容易です。あ、意味分かりますか?専門用語を使わないように、努力しているということです。

第1回で述べたように、私は

(1)生き物とは、そもそも何なのか
(2)人間が生きるためには、何が必要なのか
(3)世界中の生き物達が生きている(生きてきた)とはどのようなことなのか

これを皆様に伝えるために、このWhat is Life?を続けております。マジな洒落にマジで応えて下さい。このようなことを、このWhat is Life?で表明することは、自らの意思が弱いことを認めることになりますので、些か、納得出来ないところもございます。さらに、この文章をご覧になることで、さらに不快に思われ、そして、例のところで、さらに、私の悪口を書かれる方もいらっしゃるでしょうね。

でも、そうしたネガティブなことは、もうやめて、そんなことをするくらいなら、コメントやメールで、講義担当教官に直接言って下さい。私は、それを公開します。ですから、その場合は、くれぐれも、覚悟を持って行動するようにお願い致します。公開して欲しくない場合は、そのように明記して下さい。もちろん、メールの場合は公開する前に、必ず確認しますが、それに対して、お返事がなかったり、無視されるようであれば、それは公開を許可したものと判断して、公開致します。もちろん、お名前やメールアドレスは伏せます。当然です。

しかし、自らの行動をよく見直して下さい。そして、もし、私のWhat is Life?への思い入れを、少しでも理解出来るのであれば、コメント、メール、バナークリック、それらを行って下さい。ご不満、ご質問、ご意見、何なりと、どうぞ。私は、常に、研究室にいます。講義担当教官は、明日の講義の準備を常に行っております。それが、使命だと勝手に理解しているからでございます。

最後に、蛇足ながら、一言付け加えさせて下さい。私は、正直なところ、足引っぱりあいの村社会(ブログ村も村か、、??)に飽き飽きしているのです。力を込めても、反応がない、その虚しさと言ったら、なかなかご理解頂けないと思いますが、相当なものです。典型例が「捕鯨問題」を扱った際に、こちらから提出を要請した「レポート」が一つも無かったことでございます。面白かったでも、つまらなかったでも、分からなかったでも何でも良いと、お伝えしたはずです。

本日、この「マジな洒落」を公開することは、聴講生の皆様にとって、私が、どれだけ覚悟を決めているか、それを、ご理解頂けますでしょうか?いかがでしょうか?「はい!そこ!、お答え下さい」、そういう気持ちなのです。もしかすると、お笑いやユーモアをお持ちの関西の方には、ご理解頂けるのかも知れませんし、逆に、その他の地方の方々は、反感をお感じかも知れませんね。

(1)人気ブログ記事ランキングで1位で、(2)アクセス数も上がっていて、それでいて、(3)ブログランキングは上がらない、その三つのデータから予想されるのは、単に、カウンターをクリックしないで、授業だけ聴講して、出席はいらない、単位もいらないというあなたの姿です。

よろしいでしょうか。およそ一方通行のブログによる情報発信方式では、双方向性が少ないのです。いずれにしましても、もう何度も繰り返しておりますが、「マジな洒落に、マジに対応して下さい」、ただそれだけです。



本日の講義は以上です。最後に、出欠をとります。以下のバナーをクリックしたことで「出席」と認めます。


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7 comments:

  1. こんにちは、
    ネットサーフィンしている間にこのサイトへたどり着いた通りすがりのものです。
    私も非常勤ではありますが、大学で講義をしていた経験があります。ですので、このエントリでサミぃさんの気持ちは分かります。

    しかし、その一方で、この講義読んで、サミぃさんの授業方法に関して理解できない点も多くあります。ほんの少しだけ、私の思ったことを書きます(サミぃさんの全ての講義を拝見したわけではありませんので、誤解があるかもしれませんが)。

    時間を掛けて講義の準備をしているとおっしゃっていますが、もっと講義方法について研究を重ねた方が良いと思います。相手により分かりやすくこの講義のインパクトを伝えるためにはどうすれば良いか、そして、反応を貰うにはどうすればよいか、そちらに時間を掛けてみてはいかがでしょうか?

    問題は「講義」だとか「聴講生」だとか「出席」などの言葉を使っているという些細なことではなく、サミぃさんの講義がただ退屈だという点ではないでしょうか?
    この退屈は、サミぃさんの講義内容だけでなく、文章の読みにくさにも起因していると思います(ひどい言い方だとは思いますが、ご了承ください)。

    具体的に私が変だなと思った場所を指摘しておきます。

    講義内で無駄な情報が多いと感じました。実際に口頭で行う講義とは異なり、聴講者は文字を読むという面倒な作業をしているわけですから、無駄な情報があると、気が逸れてしまうと思います。
    そして一度始めた話は完結させてください。横道に逸れた話が完結されることなく、つぎつぎと展開されている気がします。例えば癌の講義の4回目を見直してみてください。癌に関する講義内容は殆ど見あたらなく、横道にそれた話のみで成り立っています。そして、その横道に逸れた話も、具体的な結論や講義としての重要性があるわけではなく、あなたの感想を述べているにすぎません。科研費の話もジョブズの話も、聴講生からしてみると何が言いのたいのかよく分からないのではないでしょうか?
    内容が支離滅裂というか、「で、結局なにがいいたいのだろうか?」と思ってしまいます。

    これも癌の4回目ですが、基礎と応用の研究者の間の温度差や価値観の違いをおっしゃった後に、「しかし、それでも、・・・」と癌告知の話へつなげていますが、冷静に読んでみて、つながりますか?私の感覚ではつながっていません。横道からさらに別の横道へ入っただけです。なぜ「しかし」という逆接を使おうと思ったのか、もう一度考えてみてください。しかも、やっと癌の話に入ったと思ったら、本の紹介です。生物学のことを知りたいと思って読んでいる聴講生にしてみれば、非常に退屈な講義だとは思いませんか?

    他に、癌の4回目の3つ目のパラグラフで冒頭「私は、・・・(中略)単なる生き物博士です」と書いたのち「しかし」と文章を続けておられますが、ここも「しかし」で繋がる文章でしょうか?そして、「しかし」から始まる文章を冷静に読んでみてください。述語が無いような気がしませんか?
    このような読みにくい文章では、いかに講義内容が洗練されていても、退屈です。その上、講義内容もほとんど無い癌4回目のような講義ではなおさら退屈でしょう。

    癌4回目ばかり指摘しても仕方ないので、別の点も指摘しておきます。癌の講義のタイトルは「生き物とは?その大前提を覆す癌について」となっていますが、全体を通して読んでも、どこでどう、大前提を覆しているのか分かりませんでした(まだ続きあるの講義ですので、今指摘しても無意味かもしれませんが)。私の文章理解力が低いせいかもしれませんが、私が読み直したかぎり、生き物の大前提が提示されておりませんので(「もしかして、細胞分裂回数に限りがある」というのが大前提だったのでしょうか?)、最終的に何が覆ったのかわかりませんでした。

    癌の発生メカニズムも「リミッターが壊れる」としか説明していませんよね。聴講生にどのようなレベルを求めていらっしゃらるのか分かりませんが、関心をもって講義を読んでいる聴講生には、あまりにも退屈な説明だと思います。私ならば、現時点でわかっているメカニズム(仮説だとしても)を具体的に説明したあと、「簡潔に言えばリミッターが壊れるということです」と言います。

    講師をしていた時に学生から質問されることの多くは、現象のメカニズムに関するものでした。私は講義中に「現在までの研究から、状況証拠としてA
    、B、Cが知られています。これらの証拠からこの現象が起こることは○○のようなメカニズムが働いていると考えられています」という表現を使います。そうすると、「先生の説明では、こういう現象も一緒に観察されるのでは?」などという質問が寄せられることがありました。「わかりません」というコメントはサミぃさんが採られているようなブログ講義という方法ではあまりないのではないでしょうか。ネットをする方は分からなければ他のサイトで調べると思いますよ。

    また、反応をもらえないと嘆いておられますが、一つの改善例として、私なら、ここのブログは使いません。なぜなら、コメントしようとすると英語での案内しかないページへ飛ばされるからです。英語に不案内な方なら「もう、いいや」とコメントをあきらめてしまう可能性があります。これはあまり本質的な問題ではないかも知れませんが、親切さには欠けるでしょうね。

    長々と書いてしまい、申し訳ありません。普段なら、全く知らない方のブログに書き込むことは無いのですが、講義にあたってサミぃさんの悩みがよく理解できたものですから、ついコメントをしてしまいました。また文章が無礼なことにもお詫び申し上げます。しかし、率直に感想を述べた方がよろしいかと思いました。

    ReplyDelete
  2. こんにちは、
    ネットサーフィンしている間にこのサイトへたどり着いた通りすがりのものです。
    私も非常勤ではありますが、大学で講義をしていた経験があります。ですので、このエントリでサミぃさんの気持ちは分かります。

    しかし、その一方で、この講義読んで、サミぃさんの授業方法に関して理解できない点も多くあります。ほんの少しだけ、私の思ったことを書きます(サミぃさんの全ての講義を拝見したわけではありませんので、誤解があるかもしれませんが)。

    時間を掛けて講義の準備をしているとおっしゃっていますが、もっと講義方法について研究を重ねた方が良いと思います。相手により分かりやすくこの講義のインパクトを伝えるためにはどうすれば良いか、そして、反応を貰うにはどうすればよいか、そちらに時間を掛けてみてはいかがでしょうか?

    問題は「講義」だとか「聴講生」だとか「出席」などの言葉を使っているという些細なことではなく、サミぃさんの講義がただ退屈だという点ではないでしょうか?
    この退屈は、サミぃさんの講義内容だけでなく、文章の読みにくさにも起因していると思います(ひどい言い方だとは思いますが、ご了承ください)。

    具体的に私が変だなと思った場所を指摘しておきます。

    講義内で無駄な情報が多いと感じました。実際に口頭で行う講義とは異なり、聴講者は文字を読むという面倒な作業をしているわけですから、無駄な情報があると、気が逸れてしまうと思います。
    そして一度始めた話は完結させてください。横道に逸れた話が完結されることなく、つぎつぎと展開されている気がします。例えば癌の講義の4回目を見直してみてください。癌に関する講義内容は殆ど見あたらなく、横道にそれた話のみで成り立っています。そして、その横道に逸れた話も、具体的な結論や講義としての重要性があるわけではなく、あなたの感想を述べているにすぎません。科研費の話もジョブズの話も、聴講生からしてみると何が言いのたいのかよく分からないのではないでしょうか?
    内容が支離滅裂というか、「で、結局なにがいいたいのだろうか?」と思ってしまいます。

    これも癌の4回目ですが、基礎と応用の研究者の間の温度差や価値観の違いをおっしゃった後に、「しかし、それでも、・・・」と癌告知の話へつなげていますが、冷静に読んでみて、つながりますか?私の感覚ではつながっていません。横道からさらに別の横道へ入っただけです。なぜ「しかし」という逆接を使おうと思ったのか、もう一度考えてみてください。しかも、やっと癌の話に入ったと思ったら、本の紹介です。生物学のことを知りたいと思って読んでいる聴講生にしてみれば、非常に退屈な講義だとは思いませんか?

    他に、癌の4回目の3つ目のパラグラフで冒頭「私は、・・・(中略)単なる生き物博士です」と書いたのち「しかし」と文章を続けておられますが、ここも「しかし」で繋がる文章でしょうか?そして、「しかし」から始まる文章を冷静に読んでみてください。述語が無いような気がしませんか?
    このような読みにくい文章では、いかに講義内容が洗練されていても、退屈です。その上、講義内容もほとんど無い癌4回目のような講義ではなおさら退屈でしょう。

    癌4回目ばかり指摘しても仕方ないので、別の点も指摘しておきます。癌の講義のタイトルは「生き物とは?その大前提を覆す癌について」となっていますが、全体を通して読んでも、どこでどう、大前提を覆しているのか分かりませんでした(まだ続きあるの講義ですので、今指摘しても無意味かもしれませんが)。私の文章理解力が低いせいかもしれませんが、私が読み直したかぎり、生き物の大前提が提示されておりませんので(「もしかして、細胞分裂回数に限りがある」というのが大前提だったのでしょうか?)、最終的に何が覆ったのかわかりませんでした。

    癌の発生メカニズムも「リミッターが壊れる」としか説明していませんよね。聴講生にどのようなレベルを求めていらっしゃらるのか分かりませんが、関心をもって講義を読んでいる聴講生には、あまりにも退屈な説明だと思います。私ならば、現時点でわかっているメカニズム(仮説だとしても)を具体的に説明したあと、「簡潔に言えばリミッターが壊れるということです」と言います。

    講師をしていた時に学生から質問されることの多くは、現象のメカニズムに関するものでした。私は講義中に「現在までの研究から、状況証拠としてA
    、B、Cが知られています。これらの証拠からこの現象が起こることは○○のようなメカニズムが働いていると考えられています」という表現を使います。そうすると、「先生の説明では、こういう現象も一緒に観察されるのでは?」などという質問が寄せられることがありました。「わかりません」というコメントはサミぃさんが採られているようなブログ講義という方法ではあまりないのではないでしょうか。ネットをする方は分からなければ他のサイトで調べると思いますよ。

    また、反応をもらえないと嘆いておられますが、一つの改善例として、私なら、ここのブログは使いません。なぜなら、コメントしようとすると英語での案内しかないページへ飛ばされるからです。英語に不案内な方なら「もう、いいや」とコメントをあきらめてしまう可能性があります。これはあまり本質的な問題ではないかも知れませんが、親切さには欠けるでしょうね。

    長々と書いてしまい、申し訳ありません。普段なら、全く知らない方のブログに書き込むことは無いのですが、講義にあたってサミぃさんの悩みがよく理解できたものですから、ついコメントをしてしまいました。また文章が無礼なことにもお詫び申し上げます。しかし、率直に感想を述べた方がよろしいかと思いました。

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  3. コメント、ありがとうございます。率直なご意見、ご指摘でありますので、真摯荷受けとめて、今後の講義内容の向上に努めさせていただきます。要点が不鮮明になることは、最大のポイントですので、今後一層努力いたします。今後とも、どうかよろしく御願い致します。

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  4. 大前提とは、「自らで子孫を残す能力をもつもの」であり、それが、癌はその大前提を覆すものになると考えておりますが、その結論をおそらく、次に次に示します。

    あまりにも、その結論に繋がるまで引っ張りすぎているかも知れませんね。それと、Steve Jobs氏を引用しているのは、これまでの経緯の流れですので、もし、可能でしたら、その1からどうぞ、ご覧下さい。

    ま、それでもくどうようでしたら、今後改善しますので、ご期待下さいませ。

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  5. 先ほどの者です。コメント欄を汚すような書き込みをしてしまい、申し訳ありません。もし汚れたと思われたら、削除してしまって構いません。そちらでご判断ください。また、あのあと、全てのエントリーを読みました。

    私が講義の時に重視していたのはインパクトです。しつこく繰り返せば伝わるというものではなく、一度しか言わなくても、前後の話の構成次第でインパクトは生まれます。

    図も印象づけるためには必要でしょうね。どこかのコメント欄で著作権の問題で図を使うのは避けていると、お答えでしたが、学術的なものであれば引用という形にすれば、OKな気がします(法律家ではないので、詳しくはわかりませんが)。

    また、このブログを「講義」だと位置づけるならば、正確性にも気をつけた方がよいと思います。講義は先生の色が出ることは確かですが、現実にあるデータと先生自身の意見をしっかり分けて提示する必要を感じました。
    これも些細なことかも知れませんが、具体的には、どこかのコメント欄で口蹄疫に関するやりとりがあったところです。白い粉に効果がないと主張するのであれば、何かしらの科学的なデータを引用すべきだと思いました。コメントを読む限り、確たる根拠を示していないと感じました。特に口蹄疫に関しては世間的にも関心の高い話題だったと思いますので、無責任(かどうかわかりませんが)に「テレビに対するアピール」というコメントは、いかがなものかと思いました。
    口蹄疫に対して幾つかの薬剤は実験的に効果が認められているようですよ。あの白い粉はおそらく消石灰だと思うのですが、何の効果も無いと断言できるか疑問に思いました。

    また、言葉の正確性に関して個人的に注意しておきたいこともあります。「私たち脊椎動物はピカイアから進化した」とお書きですが、「脊椎動物とピカイアは共通の祖先を有する」という表現がより正確です。サミぃさんは分かりやすい表現を心がけたいとお考えでしょうが、分かりやすい表現と誤解の生じやすい表現は時として表裏一体です。生物進化に関して「○は□から進化した」という表現は大学の教員でさえ今でも使っている表現ですが、この表現が創造論者(神が生物をつくったと主張する人)たちに進化論を攻撃するネタを与えているとドーキンスは指摘しています(「進化の存在証明」という本です)。これは私が進化論を大好きなだけかもしれませんが、どうぞお気にとめてください。

    すみません。また書いてしまいました。これ以上は自粛します。

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  6. 自粛などされなくて結構でございます。こうしてご意見を頂けることこそが、私の喜びでございます。本当にありがとうございます。全ての過去ログをごらんになったとのこと、大変だったかと思います。お忙しいところありがとうございます。

    今後は、より一層、間違いを防ぎ、正確、かつ、要点を絞った形になるよう、心がけてまいりますので、どうかよろしく御願い致します。m(..)m。講義担当教官サミぃ。

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  7. 白い粉はやはりご指摘の通り消石灰でした。あのウイルスはpHの変化により、タンパク質の変性が起こり、活性がなくなるそうです。不確かなことを書きまして大変失礼いたしました。今後は、このようなことが無いよう、努めますので、よろしくお願いいたします。

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Thank you!